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⇒ カテゴリ「校正の超基礎

用語の意味解説にとどまらず、校正時の見落としがちなポイントなど、注意点も書き添えています。
経験の浅い方にとって、「形式チェックリスト」に加えておくほうがよい(通常リストアップされていないが基本的な)観点にも触れていますので、押さえておかれるとよいでしょう。

なお、有料記事もnoteからの移転を検討中ですが、
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「教科書別配当漢字」とは

教育漢字は学年別に配当されていますが、その読みについては、教科書の版元によって学習時期の異なるものが多々あります。
たとえば、2年配当の「作」。「サク」の読みは全社小2で採用していますが、「サ」は光村のみ小3、他社では小2です(2017年現在)。

また、中学では3年間で学習する総漢字が決まっているのみで、学年配当は各版元の裁量に委ねられています。

これらの配当を全て暗記するのはまず不可能ですから、教科書別配当漢字を意識して校正する際は、資料やソフト・ツールを使って対応するのが現実的です。
一つずつ紙の資料を参照して確認する、Excelにまとめた配当データ(クライアントがくれることがあります)内を検索する、あるいは「小・中学校教材の教科書別配当漢字』の校正を高速で終わらせる方法」で紹介したサイトなどでチェックします。

 

教科書の版元一覧

教科書の版元は複数あります。

<小・中学校>
光村図書、教育出版、東京書籍、学校図書三省堂
<高校>
高等学校 国語|教科別発行教科書の紹介|協会概要|一般社団法人教科書協会

なお、版元名は以下のような略称で呼ばれることが頻繁にあります。
電話で依頼を受けたときなどに戸惑わないよう、覚えておくとよいでしょう。

  • 光村(みつむら/光村図書の略)
  • 教出(きょうしゅつ/教育出版の略)
  • 東書(とうしょ/東京書籍の略)
  • 学図(がくと/学校図書の略)
  • 三省(さんせい/三省堂の略)