ある日、トイレの床に雫が出現。天井から落ちている様子はなく、触れるとやたら粘つく謎の液体。何だこりゃ。
発見するたびトイレットペーパーでむしりとっていましたが、やがて便器の中にだら~んと垂れ下がってくるようになりました。
あまりにもその場に似つかわしい色と形状なので、事情を知らない人に見せたら「不潔」のレッテルを貼られること必至でしたが、知らない人に見せびらかす予定はなかったため、そのうち水で流れていくであろうことを期待して放置していたら、重力でじんわり下降する以外の変化を見せず、次々と追っ手まで現れる始末。
一体全体こりゃ何なんだ!?
ネットの情報を検索してみたらわかりました。
うちのウォシュレットも古いので、経年劣化というやつなのでしょう。
ベッタベタの正体は「ウォシュレットのコントロール基盤を保護していたウレタン樹脂が加水分解して液状化したもの」らしいです。
(カメラや釣り具でも同様の現象が起こるとか。)
力任せにやってもそこそこ剥がせるのですが、何せ粘度が高いので、完璧には取りきれません。
(時間が経つと余計取れにくい気がします。)
いろいろ試してみた結果、最も短時間ですっきり落ちたのは、
トイレットペーパー&重曹でした。
<手順>
1. トイレットペーパーを巻き取る
2. 便器の中(水がたまっていないところ)に重曹を置く
3. ペーパー越しに重曹をつかむ
4.垂直に垂れている樹脂に対し、水平方向にごしごしこする
これで、いともあっさりピカピカになりました。
重曹が少ないと中途半端にしか落ちず、シールを剥がした後のような黒ずんだベタベタが残るのでご注意を。
力が入れにくいと感じるときは、綿棒やトイレットペーパーを先に巻きつけた割り箸を使ってもいいかもしれません。
綿棒は力を入れると曲がりやすいので、数本を輪ゴムで束ねて使えばOK。