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「のたまふ」の現代仮名遣いは、「のたまう」?「のたもう」?

先日、歴史的仮名遣いの「のたまふ」を現代仮名遣いにする問いの場合、模範解答は「のたまう」「のたもう」のいずれにすべきか、というご質問をいただき、「のたもう」などとしているゲラはついぞ見たことがないと申しあげたのですが、その後、思いがけず遭遇してしまいました。
作問が不慣れな感じでしたので、経験の浅いライターが書いたのかもしれません。

さて、テストの場合は、あくまでも「書き」の仮名遣いを正解とします。
下のリンク先の説明を借りれば、「言う」の読みを「ゆう」と書いてはならぬが如しといったところでしょうか。
模範解答には、「のたまう」とだけ記載し、読みである「のたもう」は別解として示さないのが普通です。


コメント欄でご紹介した参考サイトのリンクをこちらにも張っておきます。


【追記】
「読み方を答えなさい」という問題の場合は、発音を尋ねているとも解釈できるので、解答を「のたまう(のたもう)」のように示すこともあるようです。