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摩擦に強い! でも、こすると消える蛍光ペン

パイロット フリクションライト 蛍光ペン


初めて見たときは、「消しゴムで消せるボールペン」のぬか喜びが思い出されたのう。そやつで書いた字は、消しゴムで消えきらんくせに、摩擦にはめっぽう弱かった。
あるとき、そのペンで原稿にたんと赤字を入れた輩がおっての。今じゃ珍しい手書きの原稿で、しかもB4サイズじゃった。まさかそんなペンを使うとるなど夢にも思わん。表記統一するのに、ばっさばっさ繰り返しめくっておったら、いつの間にやら赤字の半分くらいが消えておったんじゃ。恐ろしい話じゃて。

この「フリクションライト」もまず似たようなもんじゃろうと思いつつ、店で試しに使うてみた。
後ろについておるラバーでこすって消すのじゃが、謳い文句に違わん消えっぷりじゃった。じゃがそれだけに、摩擦に弱そうじゃ。試し書きを爪でこすってみた。なんと、びくともせん。

ちぃと補足すると、下にゲラを何十枚も重ねておるようなときは、消すのに力が要るし、消え残ることがあるぞな。かたい机の上で消すのがええじゃろう。
色は、普通の蛍光ペンより落ち着いておって、目がチカチカしにくいぞな。そのかわり、黄色はさほど目立たん。サインペンに近い感じじゃな。
温度が60度以上でも消えるから、広範囲をまとめて消したいときは、ドライヤーを使うと便利じゃぞ。うほほ。