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外国人が書いた文章の校正例

校正力テスト / 言葉の誤用

自分なりに修正してみてから、回答を読むとええと思うぞな。
それにしても日本語の達者な異国の方じゃのう。

また校正していただけませんか。よろしくお願いいたします。 - 文学 - 教えて!goo


日本語を正してほしいちゅう要求じゃというに、No.4の御仁のように「『樋口一葉』と『紫式部』をこういう形で同列に論じることについては違和感があります」ちゅうて、根本的な部分を指摘できる感性はほんにすばらしいのう。
見習いたいもんじゃ。

No.1と2がもしプロの校正なら、これはちぃと問題があるじゃろう。
校正者は見落としをしてはならんと言われるが、あとで編集者がやり直さにゃならんような修正を入れるのも、やってはならんことじゃよ。

じゃからわしは、時間がある限り、自分の書いた指摘は最後に全部読み返してみることにしておるぞな。
そうすると、ほれ、わしのことじゃからな、何が言いたいんかわからんのやら、一人合点しておるのやら、言葉が過ぎるのやら、いろいろ出てくるんじゃ。
面倒じゃがな、これをやっておるときに、「これはお手柄!」ちゅうて褒めてもらえるような間違いを見つけることが、ようあるんじゃよ。ほっほ。
視点が変わるのがええんじゃないかと思うぞな。

はて。何の話じゃったかの。

ああ、そうじゃ。
わしがこの異国人さんの文章で、興味深いと思うたのは、「もともと士族の娘の誇りを持っていたが、家庭が中途で没落して、母と妹の三人で24歳という若さで死ぬまで貧困と戦っていた」のところじゃ。
日本人の書く原稿でも、そりゃもうよう見かける型なんじゃよ。
書くのに夢中になっておると、ついこういうことをやってしまうもんじゃ。

気づきにくいかもしれんが、「誇りを持っていたが」を受ける説明がないじゃろ。
それに一葉は、貧困の中でも誇りは失わんかったという話じゃから、逆接にはできん。対義になっておるのは、「誇り」と「没落・貧困」じゃのうて、「士族の娘」と「没落・貧困」じゃな。
なるたけ原文を残すように直すなら、「もともと誇り高い士族の娘であったが」「もともと士族の娘であったが」ちゅうくらいになるかの。