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トルツメの書き方あれこれ〔縦組・1文字の修正〕

赤字の入れ方 / 校正用語

ある学校で作られたテストの設問文が、「次の問いに答えなさいよ」とツンデレになっていたとかで、ネットにアップされていました。

自分も製品になる前のゲラで、同じものを何度か見たことがあります。
設問文の全差し替え(「答えよ」→「答えなさい」)に伴う不完全燃焼。
学参あるある。ナイスミス。い、いや、あってはならないことです。まことにけしからん。


さて、今回はその文章をいろいろなパターンで、赤字修正してみました。
きっとほかにもあるのでしょうが、自分が知っているのはこれくらい。
 

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手書き風フォント by きろ字-P
 

①現場ではほとんど見たことがない例です。学参以外ではよく使われているのでしょうか。ネット上の赤字見本で見ましたが、修正元がはっきりしないため、組版ミスを誘発しそうです。

②この書き方もネット上の見本では定番のようです。①と同様に、始点と終点がわかりにくいため、2字以上になるときは避けたほうがよいと思います。

③現場でよく目にする書き方です。②④⑤のように、印字の上に赤字を重ねていないので、間違えて記入した際に、修正液で消しやすいという長所があります。なお、学参ではトルではなく、トルツメとしておいたほうが無難です。特に③のような丸囲みの修正の場合は、トルと書くとトルアキに組まれてしまうことがあります。

④学参では、これが最も使用率の高い書き方かもしれません。始点と終点が明確なので、組版ミスが起こりにくくなります。

⑤一度しか目撃したことのない書き方ですが、見やすかった記憶があります。ただ、自分でも試してみたところ、字間が狭かったりペン先が細かったりするときには、④より明瞭さが劣り、万能とはいえない感じがしました。

⑥便利なのですが、本来は空白をツメるときに使う記号なので、ほとんど見かけません。1、2字のトルツメの場合に応用できます。

⑦「ツメ」と書くスペースもない、時間もない、ツメ部分が多すぎて、一々「ツメ」と書くと紙面が見づらくなるというゲラに、記号のみ書かれていたのを見たことがあります。

 
2文字以上の修正編に続きます。