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プロならここまでできるようになりたい! 文章校正の実例

国語教材制作 マニュアル・指南

専門的な内容ですが、構文の欠陥としては一般的。どこでも見かける“おかしな文章”が並んでいます。この仕事は、「校正」より「校閲」というほうが適当ですね。

校正の実例
校正の実例2

修正前の文章を読むと、理解できないのは自分の知識不足のせいなのだと思ってしまいますが、修正文を読むと、するすると頭の中に入ってきます。内容(パーツ)が、脳内で整然と積み上がっていく感じ。読み手のストレスを軽減するためのヒントが詰まっていて、勉強になります。

「校正の実例」にある重言程度なら素人でも指摘できそうですが、そのあとに続く 「呼応していない文章」「あいまいな文章」「並列になっていない文章」「苦しい文章」「わかりにくい文章」になると、プロでも大きく差がつくところでしょう。これらに含まれる“おかしさ”を漏れなく拾い、さらに当を得た修正案まで提示するには、かなりの国語力や文章力が必要になりそうです。

自分の知る学参の範囲だけでいえば、こうした文章の“おかしさ”に気づかず、疑問出しすらしてない校正者や編集者が数多くみられます。特に外部校正者はその傾向が強く、地元で右に出る者はいないといわれる校正者でさえ、この手の文章に関しては、重言以外ほとんどタッチしてきません。 なぜでしょうか。もしかしたら、学参ではそこまでする必要はないと思い込んでいるのでしょうか。

いやいや、そんなことでは困ります。ただでさえ、教材というものはわかりにくくなりがちなのですから、学習者の視点で注意深く点検しなければなりません。例えば、「わかりにくい文章」の下から二つめの修正文などは、まさに学参的。ここまで踏み込んでやるべきでしょう。そして、そのスキルと労働力に見合う対価を、依頼者には惜しまず支払っていただきたいものだと切に思います。