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中学国語教材におけるトジヒラキの主なルールと注意点

国語教材制作 マニュアル・指南

中学教材で使用される以下の語句は、ヒラクことが多くなります。
※教科書準拠教材、本文引用は必ずしもこの限りではありません。

<ヒラキの代表的な例>
分かる → わかる
出来る → できる
後    → あと
持つ  → もつ (手に持てる物の場合はトジ)
友達  → 友だち
子供  → 子ども
 (差別的であるとして、マスコミ全体が「子供」表記を避ける傾向にあり。 [2016年追記]2013年に文科省が「子供」は差別に当たらないと判断し、交ぜ書きはやめると発表したが、教科書では未だ「子ども」が積極使用されている模様)
良い  → よい
様々  → さまざま
色々  → いろいろ
付く  → つく (「身につく」の場合は、ほぼ例外なく開く)
~の通り  → ~のとおり
~する上で → ~するうえで
~する時  → ~するとき
~の方   → ~のほう (「かた」と誤読させないためらしい)
中でも(副詞) → なかでも


以下は、同一製品内でトジヒラキの揺れることが多い語句です。

<揺れの代表的な例>
指す
当たる(「該当する」の意)
(内容を)押さえる
踏まえる
~込む(複合動詞)→ <例>思い込む/思いこむ

これらは、トジでもヒラキでも使われるため、しばしば大揺れが生じます。
まずは原稿の段階で、編集者がWord上で表記統一(検索・置換を使うなどして工夫)しておくようにしましょう。
目視で確認すると、労力・時間・コストの面で大幅なロスが生じるうえに、どうしても精度が低くなります。

組版後の校正の段階で大量に揺れている場合は、以前説明した蛍光ペン技を使って効率的に。
揺れている文字の種類が多いなら、蛍光ペンを色分けして使えばOKです。


〔補足〕
教科書準拠ワークのトジヒラキは、当該教科書に揃えるのが大原則ですが、本文・本文引用以外の箇所について一つずつ手作業で調べるのは、恐ろしく時間がかかります。
事前に編集者からトジヒラキの一覧表をもらうようにしてください。(本来、編集者が用意しておくべきものなので、催促しても大丈夫です。)
ただし、初校では一覧表の作成が間に合っていないことがあります。
その場合は、校正者が自力で補っていくしかありません。