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経理知識ゼロのフリーランスでも、2000円以下で【複式簿記・青色申告】の必要書類が作成できます

確定申告についてネットで調べていると、零細のフリーランスなんざ白色申告で充分だという意見が多い。
特に初年は、開業届もまだ出していない、下手すると開業届の存在すら知らない状態だから、白色で申告する人が多いのではないかと思う。

実際、白色申告だとほとんど手間がかからない。
自宅の一部で仕事をしている場合、行き詰まるとしたら、せいぜい地代家賃、水道光熱費の按分くらいだろうか。
何割くらいを事業用に計上すればいいのか、一応の判断基準はあるものの正解はなく、最終的には自分で決定するしかない。

それでも、校正の仕事しかしていなければ、レシートや領収書の量もたかが知れているだろうから、国税庁のホームページを利用して、必要な項目を埋めていけばあっという間に申告書が完成する。
そして、翌年も……となるわけだ。

が、ちょっと待て。
青色の複式簿記にすると、65万円の控除という恩恵がある。
零細のフリーランスだからこそ、この65万円控除は大きいといえるんじゃないか。

複式簿記は、「ややこしい」「難しい」「素人には無理」と散々言われているが、「やよい」なんかの1万円程度の作成ソフトを使えば、ど素人でも何とかなるという話じゃないか。

いやいや、だが待て。もしそのソフトを使いこなせなかったら、痛い出費になる。

などと逡巡している人に、おすすめしたいのが、
【2012-2013年度版】フリーランスのための超簡単!青色申告 (事業所得用・申告ソフト付/Windows版) だ。 
↑【注】旧バージョンです。
2017年の申告は↓
改訂版(Excel2007以降対応)でどうぞ


※写真・価格は旧版のもの
【2012-2013年度版】フリーランスのための超簡単!青色申告 (事業所得用・申告ソフト付/Windows版) 書籍を購入すれば、会計ソフトをホームページから無料でダウンロードできる。定価1680円(税抜き)。
市販の会計ソフトと比較すると、驚くほど安い。
しかも、仕入れや在庫が発生しないフリーランスに特化した作りになっているから、業務委託の編集者、校正者にうってつけである。

さて、書籍の内容はというと、ソフトのマニュアルにとどまらず、確定申告に必要な要点が随所に書かれていて、初心者には心強い。
巻末の索引を利用すれば、辞書的な使い方もできて便利だ。

肝心のソフトはExcelでできていて、操作自体はいたってシンプル。
ほとんどの人が抵抗なく扱えるだろう。
複式簿記のたぶん最もややこしいところは、全部エクセルが自動でやってくれるので、導かれるままに進んでいけば、やがて目的地に到着するという寸法である。

つまずくとしたら、操作ではなく入力内容(特に仕訳)だと思うが、一般的な取引内容の仕訳については、あらかじめデータがずらりと用意されているので、大きく迷うことはないだろう。
例えば、「銀行の利息」を記帳したいなら、「預金利息が入金された」という項目を選べばよい。すると自動的に、借方に「普通預金」、貸方に「事業主借」と入力される。

有料・無料を問わず、世の同類ソフトには、自力で仕訳を判断して入力しなければならないものも少なくなさそうだから、その点だけを考えても、初心者ならひとまずこれを選択する価値はある。

もし、校正の仕事しかしておらず、領収書など必要な書類がすべてそろっていて、事業専用の口座があるなら、「借方/貸方、ナニソレ?」というレベルの初心者でも3日あれば余裕、人によっては1日で作成できるかもしれない。

節税を真剣にお考えの方は、一度検討されてはいかがだろう。

  ----補足-------------------------

  • 白色で充分だと言い張る人たちの多くが、白か青かの二択で話をしているようだが、青色には白色とほとんど変わらない手間で10万円が控除される簡易簿記もある。
    平成26年以降、所得が300万円以下でも帳簿の記帳が義務化されることを考えると、白を選ぶメリットは、ますますなさそうだ。
  • 青色申告をするためには、事前の手続き(開業届および青色申告承認申請書の提出)が必須。
    まだの場合は、今年の申告は白色にせざるを得ない。
    申告時に上記の手続きを同時にすませて、来年の青色申告に備えよう。

 

<参考HP>
書類作成で行き詰まったときに
よくあるご質問 フリーランスのための超簡単!青色申告
書類作成時に生じやすい疑問をピックアップしており、かなり役立つ。
このソフトを使用しない人にもおすすめ。

<2016年追記>
Amazonのコメント欄で、詐欺だ、使えないと見当違いの批判をぶちまけている人がいるが、書籍を購入すれば、ソフトは無料でダウンロードできるのでご安心を。

書籍が不要な人は、会員サポートサービスに入会すれば、書籍より安値でシェアウェア版を手に入れることができる。継続利用したい方にはこちらがおすすめ。

ちなみに管理人は、初使用時に無料サポートを利用して質問を行ったのだが、なんと数時間後の夜中に、執筆者ご本人さまから丁寧な返信が届いて驚かされた。
翌々年は、シェアウェア版の年度を間違えて、1年先のものを申し込んでしまったのだが、事情を話したら無料で当年のものを送ってくださり、度量の大きさに驚かされた。

このソフトがなかったら、今でも泣く泣く白色で申告していたかもしれないと思うと、本当にありがたい。
何年か使ううち、仕訳のルールが自然に理解できるようになったので、昨年はエクセル簿記を使用してみたが、コピペミスをしていそうな不安が残り、結局、上記の旧ソフトで仕訳を自動入力したものを出力し、照合をする羽目になった。
そのくらい安心感のあるソフトである。